奥中山の風

岩手県一戸町奥中山に暮らす移住者の日記

奥中山に温泉あり

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この山の中腹に奥中山高原温泉があります

先日、エコキュートが故障。数日、温泉通いをした。

銭湯ではない温泉である。
ここ奥中山には奥中山高原温泉がある。

しかも朝朱の湯、煌星の湯とふたつもである。

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奥中山高原温泉併設スキー場で一戸のゆるキャラ“ごしょどん”

 

温泉が近くにあるというのはとてもいいものである。

 

2011年の東日本大震災のときも、停電で水が機械内で凍結、給湯器が壊れてしまった。
工場が津波の被害にあい部品が調達できず、1ヶ月以上温泉にお世話になった。
ガソリンも不足していたときで、息子とふたりよく西岳を自転車で漕いであがった。
私は電動機付き自転車だったが、必ず途中でバッテリー切れし、押して登る羽目になった。
けれど帰りはずっと下り。ビュンビュン風を切って帰ったのが懐かしい。

 

温泉に行くと同じような境遇の知り合いが数人いて、いつも挨拶を交わした。
あのときは日本中が大騒ぎで、世間は暗いニュースに溢れていたけれど、
電動機付自転車でヒーヒー言いながらノロノロ登る私を坂の上で待っている息子の呆れ顔、
他愛もない話をしては一緒に笑ってくれる温泉友達は、私にとって何よりの心の救いだった。

 

移住して12年ほどたつけれど、移住前の10年は温泉に併設する宿の常連だった。
最初は夏に2、3泊。そのうち秋や春、しまいには冬にも訪れた。
夏に10連泊したこともある。

都会に帰ってしばらくすると宿のスタッフさんからお礼のハガキ。

あれはとても嬉しかった。

 

そのスタッフさんは、今や地元の友だちに(笑)。
方言や慣れない風習に戸惑う私をことあるごとに助けてくれている。

 

今回の給湯器の故障でも私たち夫婦は慌てることはなかった。
むしろ正々堂々と連日温泉通いというプチ贅沢が許されることに喜びさえ感じた。
ちなみに入浴料は朝朱が570円、煌星が650円(いずれも大人)。
前売り券を買っているからもう少しお安い贅沢である(笑)。

 

先日も温泉で久しぶりにママ友と会った。
誰々ちゃんが同棲してるとか、結婚して子どもができたとか。
自分たちの老親のこととか、自分の老後とか…。
汗も愚痴も心配もみんな洗い流してしまえの心境か(笑)。
すっかり話に花が咲いたはいいが長湯がたたって足がジンジン。
掻きたくなるのを堪えて運転して帰った。

 

ああ温泉が近くにあるってホント幸せ〜。

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